おとなの事情

☆854
原題<Perfetti Scorosciuti>
邦題「大人の事情」 イタリア

原題<他の人>
1.始まりの日常
2.集う仲間たち
3.月食の晩に
4.ゲームの提案
5.エヴァの事情 (カウンセラー)
6.ロッコの事情  (エヴァの夫)
7.カルロッタの事情(ノーパン妻)
8.ビアンカの事情 (獣医師)
9.レレの事情   (弁護士? カルロッタの夫)
10.コジモの事情(タクシー運転手 ビアンカの夫)
11.ペッペの事情(解雇され無職 )
12.EC


このロッコ役の人が出演するだけで
コメディーになる。

秘密なんてないでしょう。。。。
偽善 と 秘密 が暴かれる
幼馴染  
ITが本当に便利なのか??
或いは<偽善>をサスペンスコメディータッチというか
決して事件事故が発生して物理的には誰も傷害を負わないが
心理的にはほぼみな傷つく誰得ゲーム。

浮気を疑ってボロカスに行っていた自分(夫)が
実は不倫相手がいてしかも妊娠させたとか
友人の妻ともそういう関係だとか(批判した奴がほぼそういった
秘密があった、現実はいくらイタリアでも皆が皆婚外恋愛を
楽しんでるわけでもない)


シリアルキラー (連続)殺人犯は
本当は犯罪が発覚を防ぐべきなのに敢えて発見させて
(しかも死体損壊で細工をする事が珍しくない)
見つけて欲しい願望が有る犯人もいてそういう心理が
このゲームでも行なわれる。

スマホを食事会に集まった参加者が全員テーブルに置いて
掛かってきた電話やメールを全て他の人が分かるように
スピーカーで会話したりする、読まれたくないメールや
聞かれたくない会話まで聞かれ夫婦関係が崩壊していく。


カミングアウトしたのは俺だけではなく皆だ

1番マトモだったのが映画の台詞では
ホモの彼だった・・・
イタリアでは徹底的に差別されている
男女では積極的でもけっこう保守的な部分がある国


ラストシーンのアメリカのアプリも笑える
(突然の指示に従う)
使っているようで使われている
例えば猫を飼育しているようで実は
猫に支配され一部の時間や金や労力を費やしてる
(その一瞬だけだが)

4人の脚本家の共作
1人だけ現れない人物 紹介しない理由があった
しかもオチというネタが仕込まれていて見えてることが
真実ではなく騙されている最後に種明かしがある。

月食(太陽)が何を比喩しているか最後に気付いた
分からなかったのがあれだけ決裂した男女の仲が
最後は<何もなかったように終わる>事
<夏の夜の夢/月食>という意味なのか
<表面上>は赦し合うのかが分からない。

イタリアの食事も美味しそう

リズムやストーリー展開の起伏が完璧
オープニングと結末の夫婦愛が違う
実際には無いだろうと思える設定

人生のブラックボックス
現代人の秘密は携帯にある

笑えるけど残酷
予測不可能な作品
友達が友達でなくなってしまう

ルチッラ(彼の彼)

邦題も酷いが 
日本向け予告編も酷い(本国とは全く違う)

友達の秘密を知った時のショックは大きい
他人の秘密は知るべきではない
SNSのおかげで?プライベートを全開する
人が増えたといってもせいぜい見せかけだが
本音は誰しも知られたくない。

秘密を他人に漏らした瞬間からそれは
秘密ではなくなる。

身近な人のことを何処まで知ってるか。
知ってるようで知らない(普遍的)

ワインもワイン(アルコール)でない場合が多い

10分くらいで終わるんだろうと深く考えないが
取り返しがつかない事になる


月食の始まりから終わりまでがゲームの時間

恋の病

ノーパンシーンは実際はロングパンツを履いて撮影

ゲームに参加するイタリア人女性はみな美人

ティラミス× ティラミソ○