田母神 紙は売れるのか? 四十一




田母神 紙は売れるのか? 四十一


 


どれだけ売れているのか分からないのだがまた本を出している


日本と中国が戦争になっても日本が 自衛隊が勝つと自信満々に書いてあった


ネトウヨの主張も同じだが 「スペック戦争」をしてるから勝利を確信している


 


 それでいて自衛隊の弱点とも言える「継戦能力」については


<現代戦では継戦能力は不要>とか それこそ日本 自衛隊の戦略の欠陥丸出しで


---兵站能力--弾薬量/継戦能力も問題だが輸送能力もないので補給処や弾薬庫に物品が


あっても届けられないとか送れないのは容易に想像出来る 


 


それは「田母神の想定通り/都合通り」で戦闘が展開した場合にはそうなるだけで


攻めてくる側は相手の弱点を突いて来るのが「常識」と思う


中国の弱点を都合よく解釈して自衛隊の弱点も同じく都合よく解釈している


 


読者や購入者は田母神の「願望」を知りたくて読んでいるのではないと思う


 


 


 


 恐らくスペック的には自衛隊が遥かに上回るだろう


しかし飽和攻撃を言及してない--もちろん自衛隊が攻撃される側だ  


中国海軍の潜水艦は<雑音がデカイから役立たず>等々で見下すだけ見下して


確か2006年アメリカの空母の近くで急浮上したとか都合の悪い事は忘れている


 それ以降も海自が発見しても ロストしている <雑音 ドラム太鼓潜水艦>をだ


 


 機雷を敷設する事を想定するなら そのドラム太鼓潜水艦での


日本船籍や 日本航路限定で攻撃すると予告 通告した上で戦争するとか


撃沈するのは商船1隻だけで大パニックだ


(通告した時点で運行を停止すると思うから人的被害はあまりないはず


そして外国人船員は降りるだろうから 運行したくても出来ない)


通商破壊 兵站攻撃とか全く想定してない


    


 


 


国家間での戦闘ではないがイラク アフガンでのアメリカ軍の苦戦


アメリカ軍にとっては想定外の状況が多発している


スペックでは遥かに上回る兵器の塊のアメリカ軍でも対抗できてない


 


 


殆どスペック戦争で中国の兵器を見下している


中国軍は多大な人命の犠牲を厭わないだろうと言うことを見過ごして


やるかどうか知らんが長期戦になった場合とか


サイバー攻撃を全く想定してないとか 破壊工作とか 兎に角


最悪の想定を重ねて それで中国に勝つと言うなら分かるが


楽観し過ぎている 都合の良い解釈を最大限に行い都合の悪い事は


発生しないと想定している


 


他の雑誌なんかでもそうだが幾らAH64が世界最強でも


実戦配備は6機だけ 海外派遣の演習などで国内に4機しか居ない時も珍しくない


など航空自衛隊幕僚長が気付いていないみたいだ


(中国が戦車を揚陸出来るか知らないが)


 


ツイターでは相変わらずネット上の噂程度<事実誤認>を


真実と思い込み言及して批判されても訂正しないとか


これが階級だけとはいえ空自トップまで登れたとは


自衛隊の恐ろしさ本当の実力が怖い所以だ・・・・


 


他にも見下すと言えば「階級が一佐まで昇進してないと作戦能力がない--


経験や実務だろうが」 この人現役自衛官 2佐以下で退職した人を


敵に回してる事に気付かない--読んだとして


作戦能力/指揮統率立案etcだが、実行し危険に身を晒す隊員が


有ってこそと言う事が頭の中に有れば階級云々は少なくとも


出版物で公言しないほうが良かったと思うが。


 


 


軍事力ランキングとして各国が保有する機体数や兵員数を比較しても


<参考値>にはなるが絶対的なものではない--それは正しい認識--


言いながら 戦闘機などの性能はあくまでスペックに過ぎず


運用 作戦 諸々が加味されるのを無視している


スペックも一種の<参考値>が多分に含まれているから


過大/過小部分がある事は自分では想定していないみたいだ


(いくら大挙してきても漁船にF15スクランブルさせないだろう)


 


この人ではないがF35みたいにいまだ<ねじ1本>ない機体が


自衛隊に存在するが如く想定していたり


 


 アメリカ軍が助けてくれないという主張は正しいと思う/尖閣にたいしては


 


解決策で武器輸出を求めても---買ってくれる国 種類 量は知れてる


共同開発と自主開発の大幅削減 シリーズ化等々他にもある


 


 因みにこの連続落選の右翼オッサンの本 一部の市民から嫌われて


反対運動まで起きている図書館の運営に携わってる事でも有名な


チェーン店には置いてませんでした・・・・・・・・売れないからだろう