「リトルダンサー」原題:ビリーエリオット

リトルダンサー」原題:ビリーエリオット イギリス ☆☆☆☆
2001年位 110程度


1980年代前後にイギリスサッチャー政権が行った改革に伴い、

炭鉱がどんどん潰れ行く中、母親が無くなった家庭で祖母、父親、兄と暮らす12歳の少年がボクシング教室でボクシングを練習してると、隣でバレエの練習をする事になった。

そのバレエの練習にこっそり参加するようになった少年は素質があったのか上達する、バレエの先生が「王立バレエ学校の試験を受けてみないか」と言われ、そのつもりでいたが、当日に兄が炭鉱廃止のデモで暴れて逮捕されて受験しなかった。


父親も自分の息子が(女性がするものと決め込んでる)
バレエに反対だったが先生に子供の未来を潰しても良いの?と言われ

ストライキを破ってデモの中を

炭鉱で働こうとするが少年の兄(長男)に見つかり働くことは辞めるが、

受験も反対する長男に「このままここにいてもあの子には未来がない、もし合格すれば明るい未来があるかもしれない」と説得して寄付を募って受験させる・・・・・合否は想像に任せる。


面白かったのはデモやストライキに対抗する為に
警官隊が出動していてその隊列を組んで
盾を並べている横を棒切れで“コン コン コン”となぞりながら
歩いたり、警官から
逃げる時に他人の家を横断しながらテーブルにある紅茶を失敬して
飲んだりと、時代を風刺して風景かな。

夢や目標を持つ事が大事なんだと思わさせる作品