「歓びを歌に乗せて」(AS IT IS IN HEAVN)




五十一


「歓びを歌に乗せて」(AS IT IS IN HEAVN) 


洋画の場合 タイトルを「原題」「「翻訳」「意訳」「趙訳」「誤訳」しないといけないがこの作品の場合は名作なのに「誤訳」に該当させてる


原題だったら「2012」「アバター」「ターミネーター」とか翻訳も出来るがやや意味が変わってしまうのもある、


 


翻訳は「砂と霧の家」(HOUSE OF SAND AND FOG)みたいなの この「砂」は(崩れやすい)ものの代名詞だろうから必須だ


 


意訳は「専門用語」や「業界用語」的なそのままでは日本人には理解不可能なもの、「幸せの隠れ場所」(ザブラインド サイド)みたいにアメフト用語とか「趙訳」は多いのが「人名」「地名」だと意味不明になるので勝手にタイトルを“いじる”


この手の作品はオリジナルタイトルとは全く関係ないタイトルが多い、
しかもサブタイトルでオリジナルを印刷するならともかくDVDを見てて
原題と違う!!と気付いたら最悪、
{G-ガール:原題は マイ スーパーEXガールフレンド}とか


 
「誤訳」宗教観もあるだろうが、天国とか魂の救済等があるともうアウト

自国のタイトル命名権は販売会社(買取したとこ)にあるのでこんな悲劇がある最悪の悲劇は ドイツやフランス映画 どちらの言語も知らないので

原題が出ても全く分からない・・・・・
正しいタイトルであることを祈るのみ

さて 最近の定番 前置が長くなったが


この作品の場合 有名な歌手がソロで歌うシーンがあるけどこれは決して

歓びを歌にのせて」ないんだな これまでの私と違う人生を歩む・・

と歌うのに


それは兎も角、ストーリーは世界的に有名だった指揮者が心臓病で倒れ、
引退してスウェ-デンの田舎の村に引っ越してきた、この手の芸術家と言うか天才的な人間のタイプの1つとして人付き合いが(正確には恋愛)がちょっと苦手な感じ、それでも田舎の人間は人付き合いが「濃い」のでコンビニで食料を買えば「宝くじを買えば」と言われ「買ったこと無い」と言うとただでくれたり、雑貨店で自転車を買おうとすると「私は教会の合唱団に所属してるけど、合唱の指導をしてくれたら自転車を割り引く」とか言われ、初回は合唱を聴きに来るだけだったが、指導も買って出る、

メンバーは雑貨店の店主、コンビニの店員、牧師の妻、DVをされてる子持ち主婦、おばあさん、、太目の男で約10名くらい、指導と言ってもはじめは発声練習やリズムの掴み方を何度も練習したり、プロを相手にしていた指揮者と方や田舎で趣味でやってるグループなので指導中に携帯電話に出たり、勝手にブレークタイムを取って指揮者を怒らせるが、

コンビニの店員(若い女性)が「ここでのやり方だから」と取り合えず

コーヒーやクッキーで息抜きをしてるうちに指揮者も村人の感覚に馴染み
打ち解け明るい感じに変わる、


そして合唱団員もコーラスが楽しくなり、厳格な神父に嫌気を抱いていた
妻が神父に反抗したりと変化してゆく、合唱も上手くなったので教会でコンサートを企画して大成功した後パーティーで、雑貨店主がウィーンで開かれるコンクールに勝手に応募していてそれに参加することになる、しかし神父は嫌がらせで教会を使わせなくなり、DV被害の主婦は家を出たりと波乱が起きつつも何とかコンクール会場に到着、

すると記者たちが待ち構え指揮者のインタビューに殺到したり、
女性音楽家達が指揮者を囲んだりするのでそれを見たコンビニの店員は
自分はやはり指揮者の恋愛対象ではないとがっかりして部屋に

こもるが、実は指揮者は自信がついてやっとでコンビニの女性店員に

告白をする、その後のぼせ上がってウィーン市内を散策して、コンクールの開催時間に遅れて・・・・・・・


結末がややちょ~ハッピーエンドではないが奇跡みたいな感じでした。


書き忘れていたが、なぜ指揮者がこんな田舎に住むようになったかとか
悲しい理由とかしんみりするし、面白いシーンとか盛りだくさんでした。