専用機


外務大臣専用機   一〇一七


河野外務大臣がG6シリーズ(ガルフストリーム600/650/ER)の
小型ビジネスジェット機を外務大臣専用機として所望した。

日本外交の失敗や外交下手それ以外のアメリカ追従外交が
若し外務大臣専用機を保有していない事から導かれる結論なら
是非とも購入して欲しい。

専用機を保有する事でプレゼンスが高まると言う惨めな主張も
見受けられたが余程の飛行機好きでないと小型ビジネスジェット機まで
注目をしないし(航空雑誌の後半にかなり小さくでも掲載されれば良い方)
空港まで見に行く奴は多くいない、出発前に見つけても恐らく
日本の外務大臣専用機と分かる人もそうそういないだろう。
(小型機だと到着スポットも相当離れた場所に為る筈で
 空港関係者と外交警備担当者以外の目に触れるのは難しいかも
  日本の狭い空港と海外の巨大空港を同一視しない方がよい)
まさか交渉する際に相手側が<すげ~日本は外務大臣専用機で
到着したから世界が驚く日本だぜ和食が注目されてる>から
交渉時には徹底的に譲歩しようと思うとは考えられない。

最高責任者は政府専用機を乗り回していても北朝鮮のミサイル発射直後は
トランプとレストランですっ呆けた顔をして天井を見つめているだけで
何ら対応が出来ずとんぼ返りもせず、福岡北部豪雨でも外遊を優先して
即刻帰国するわけでもなく専用機の保有が全く意味を成さない中で
外務大臣にまで必要とは思えない。

そもそも政府専用機に大型機を保有するのは米中ロシアとアラブの石油王族
を除けば寧ろ例外で遅かれ早かれ衰退していく日本に777でも無駄かも
知れない外交の質と訪問国数が幾ら多くても直接関係も無いみたいだし。

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