ヨハンの罵声が心地好い、彼は脇役に欠かせない。5%の奇跡

☆1022
原題<MEN BLIND DATE MIT DEM LEBEN >
邦題「 5%の奇跡 」仏独STUDIOCANAL
原題<人生とブラインドデート >
ブラインドデートと視覚障害のブラインドに掛けてる
1 失われた視力
2 5つ星ホテルに応募
3 人事部長との面会
4 始まった訓練
5 順調な生活
6 デートの準備
7 ラウラとのデート
8 限界だ
9 俺は最低だ
10 夢は諦めません
11 評価を下そう
12 人生の頂点

サリヤ カハヴァッテ
Kostja Ullmann
マックス
Jacob Matschenz
クラインシュミット
レストラン責任者
Johann von ulow
この人が怒るシーンはドイツ映画で必須

ラウラ(恋人になる女性)
Anna maria Much

Jala Asgari/JASMIN WISNIEWSKI
(脇役だが1番美人だった)

幸福への道は無い道が幸福なのだ

網膜剥離
父親が冷たい
スリランカ出身

視力が弱いので嗅覚聴覚が敏感
視覚障害者と観客とシンクロするように
カメラのピントをボカスだけでなく、
握手をしなかったり
躓いたりぶつかったりそういった
行動によっても示してるが
授業中に他人の雑音が煩かったり
マックスが二日酔いだったり
他の感覚が敏感になってるのが顕著
女性客が服を脱いでも気づかないが
マックスは一緒にフロに入る仲に

ギムナジウムで教師の言ったことを復唱し
全て覚えてる記憶力は抜群

視覚障害者は夢も見るなと?
電話受付など従来の障害者枠での就労を
勧められるが断る、人生で妥協したくない

視覚障害を正直に記載した
応募は全て<祈られ>断られる

バイエリッシャー・ホーフという
5つ星ホテルに視覚障害を隠し応募し
そして同じタイミングでいい加減な
マックスという男性も面接をして
2人同時に研修開始


研修は5人一組、マックスが見破り手伝う
階段の段数だったり何歩の距離

客室係
ベッドメイキング ルームサービス
厨房(皿洗い、調理補助、
ソーセージを切れと指示され見えないので
指も盛大に切ってしまいシェフに見破られる、
しかし彼は私と同じく善良な心の所有者なので
スライサーを安全に使うように教える)
フロント 機転と記憶力で立ち回る
レストラン
テイスティング グラスの種類 
バー(レストラン)
カクテルの作り方 精算(カードとレジ)
グラスを綺麗に綺麗に洗う
マックスの親が店を経営してるので
そこに忍び込みカクテルの練習
テーブルセッティング

研修生達がカードゲームを
してる時にサリーが確率計算をし
マックスに教える

障害者と難民
全てが全て寛容的ではない
寛容と不寛容

アフガン難民ハミード元外科医が皿洗い
<高度な技能をもつ難民>が
異国でその技能を活かせない
彼の存在はあくまでもサブのサブだが
ドイツの世相や役所的規則だらけの現実も
浮き彫りになってる

ゴミ捨てに行った時に女性の歌声が
聞こえる(視力障害でよく見えない)
ラウラとデート中に
周りの男性客が注目するような
美女3人が入店してくるが
視力が低い彼は見えないので
ラウラに夢中に見えてしまう
こういう描写は面白く上手い
「私が外出するのは大事な時だけ」

彼なりに仕事の努力をしてるが
デート翌日に寝坊で遅刻したり
ミスが重なってくる

BGMが良かった
何故か英語アップテンポ曲

父親はスリランカに戻って
別の女性と結婚、病気がわかっても
当初から見放していた。
母親の家賃の為にダブルワークを
せざるを得ない仕事でもプライベートでも
更に負担が増える。
(ハミードが紹介し助け合った)
そしてクスリに手を出してしまう

ラウラの連れ子オスカーを預かってる時に
彼を見失いそこへ彼女が戻ってくる
失明に近いのが発覚「公園で電話はダメ」!!

怒られる事は先に知らせる

上り調子の時は上手くいってるが
疲れなどが重なりシャンパングラスを
落としウェディングケーキにぶつかり
大事な結婚式をぶち壊す

駄目な時はダメと引かなかった
クスリをやってる自暴自棄になったのだけは
許せない

クスリでサイバーのりぴー状態になり
クラブを追い出され階段で転倒
妹とマックスが来る。
当初はマックスがダメ人間だったが
逆転しサリヤが堕落していた時に
マックスが励ます

ホテルに戻り修了試験を受けさせて
貰うように謝罪し頼む
名前で呼ばずあだ名を<カルヴァテ>
と付けていてそれで呼ぶほどだ

修了試験テーブルセッティングで<鬼>が
「あと1分だウォーターグラスを」は泣いて笑える
今まで厳しかったのでそのギャップがある
Johann von ulowの罵声は独映画良作の条件

見事に2人とも合格するがレストランを経営するのが
目標なのでホテルには入らず店をオープンする

自己実現
成長
障害の克服
バディー映画でもある

彼を拒否するのではなく彼が働ける環境を与える
効率一辺倒で生産性向上を至上命題に
していても独日で生産性(1.47倍)、
1人当たりGDP(1.2倍)も差がある
障害者等が暮らしやすい社会というのは
民度が高い社会であり国民が寛容的
日本が恥じる事はあっても差別は
自慢にならない

コメディー部分もああるが
ドイツ的にマジメ
障害を克服するには
夢を諦めない
仲間
周囲の協力