久しぶり映画Review、サバービコン

 


☆1066

原題< SUBURBICON    >
邦題「サバービコン 」2017US

原題:架空の町の名前 
マットデイモン/ガードナー 
ジュリアンムーア(双子の一人二役
オスカーアイザック
黒人マイヤーズ
子供アンディ
ニッキーが1人息子
マギー

ジュリアンの片方が悪役も演じるが今まで善良正しすぎる役もあり
そのイメージが強すぎたので悪役も面白い。

コーエン、ジョージクルーニー作品は
何も考えずに見れば面白いが
芸術的とはお世辞にも言えない上に
殆どがコメディー要素を入れるので
強く訴えるものが分かり難い。

<黒人差別><狂った白人>
<子供は正しい><悪事は露見する>
<画一性の不気味><アメリカンドリームの終焉><壁>
等々が描かれるがどれがメインか分かり難い。
1959年設定

サバービコン改善委員会はおお揉め
塀を立て視界をさえぎる
トランプの壁を揶揄?

マイヤーズは間違いなく脅威だ
人種融合に異存はないがニグロの心がけ
次第だ、彼らは向上心がないこの地域社会に
後退は有得ない我々は住む場所を選ぶ権利
隣人を選ぶ権利を主張し断固闘う。

壁を作って黒人を悪者扱いしていたら
そのお隣の模範のような白人家庭で
犯罪が行なわれていて白人が悪いという
皮肉を描いてる部分はあるはず。
(大勢の嫌がらせが回りにいたのに
隣の家の事件には誰も気付かない)


7分程度で主役マットが登場
強盗が入り紳士的に酒を出せだの
トレーに載せろだの要求をし異様で
家主が依頼していた強盗
クロロホルムを嗅がせ気絶させるが
妻ローズは量が多すぎて死亡
(この犯人のデブは憎い顔していい演技)

保険調査員クーパーの話も笑える
自分の店が全焼したその中から
妻の名前を書いてるガソリン缶
車を廃車業者に売って盗まれたと
申請するが、業者は情報提供する。

「お宅の件は強烈に匂う、
ガードナーと寝てる?」
「私達」 本当なら妹達

「何を知ってるか自覚してない」
coincidence
現実ではそう起こらない
給付が関わると偶然が偶然ではない
疑問を残したまま保険を金は払えない
事件の3ヶ月前に保険金が上げられた
家のローンがが滞っている
二度目の給付金
5ヶ月前に自信の保険を解約して
5000ドル払い戻し。

毒入りジャムサンドは
映画のアタマから示唆されていた

ガードナーロッジとエマ(妻ローズの姉)は
不倫していた・・・相当ゲスっぽい映画。

警察から容疑者が見つかったので
面通しを頼まれ学校をズル休みしていた
ニッキーまで来て3人で犯人探し・・
ニッキーは来るなといわれていたのだが
しかも偽装で強盗犯はロッジの依頼なので
犯人がいるにもかかわらず二人が否定し
その部屋に入ったニッキーが気付く
帰宅後に突っ込まれても思い込みと全否定

ミッチ伯父さん(妻の兄弟)は怪しいと感ずく

予備士官学校というかそんな感じの全寮制の
学校に追い払おうとする(学制と将校育成システムが違う)

ガードナーとエマが卓球のラケットで
尻を叩きながら立ちバックで子作りしてるのを
ニッキーに目撃される(PTSDになるだろう)
ニッキーはすねるがプチ脅迫で言う事聞かせる
エマの馬鹿っぷりが笑える

ガードナーのオフィスに強盗犯が
面通しの事で脅迫に来て殴ったうえに
子供を殺せという。

マイヤーズ夫人がスーパーで買い物しようとしたら
法外な値段を吹っかけられ別の店に行くよう言われる。
しかも家の周りには以前にも況して大勢の白人が
集合して歌を歌ってる(朝から晩まで朝も昼も)

マフィアの高利貸しが交通事故で死亡
彼の帳簿に「リンゴ7000個回収
ガードナーロッジ」

バス運転手の強盗2人が再度家に押し込み
マギーとニッキーを殺害ガードナーを
追い込もうと計画するが・・・
保険調査員のクーパーが先客で
怪しいどころかその保険金の分け前を
全額俺によこせと再脅迫してくるので
「私達が妻を殺したのなら君を殺すと
思った事がないのか?」
「怪しむ保険調査員が私だけ?
死んだら保険会社を敵回す」
マギーは洗剤入りドリンクをご馳走するが
毒殺と勘違いし大騒ぎそれを静かにする為に
ガードナーがクーパーを殺害。
その死体の始末を運転手2人に目撃される
ニッキーもミッチ伯父さんに通報したので
マギーは毒入りドリンクとサンドイッチを
ニッキーにご馳走しようとするが
明々白々の事だから拒絶する
(ガードナーが夜食代わりに最期の晩餐)

家には運転手の片割れが襲ってきて
マギーを殺害するしニッキーを襲おうとするが
(直接ではなく陰で絞殺シーンを見せるのは
ヒッチコックのリスペクト)
ミッチ伯父さんがギリ間に合い
強盗ともみ合い射殺するが自身もナイフで致命傷。

BGMがわざと古臭い
デブの方は自転車のガードナーと
車で並走していたら消防車と衝突し炎上死
ガードナーは目撃者ニッキーすら
殺害するか言う事を聞くか迫るが
自分が先に心臓が止まる


黒人の車は焼かれるが家は無事
悪い事は全て黒人マイヤーズが
悪いと責任転嫁する白人達。

キャッチボールの後のニッキーは
残念ながら児童保護局に保護され
施設かフォスターに引き取られる運命。