空想戦争

 


☆空想戦争

最近退職自衛隊員達が小説を書いて出版してるので
軽く読んでみたがやはり<空想小説><妄想戦争><空想戦争>だった

全ての事象は自衛隊に都合が良い設定で
海外の軍事報道などに接すればもっと分る事が
全然分ってないらしい。
(従軍取材記や戦闘体験者の戦記等も読んでない)


軍事マニアスペック主義のネトウヨなどが勘違いしている事も
そのまま書いていて(陸自出身なら海自空自には殆ど
触れず陸自だけの事を書けばよいのに・・・)

たとえば潜水艦を探知する場合にアクティブだろうが
パッシブソナーだろうが海自なら探知発見できると勘違いしてる、
極端なたとえで説明すれば50m毎に海水温度と塩分濃度(と海流)が
異なればそのソナーはその50m毎の範囲内でしか探知能力はなく
海自が50m~100mの探知をしている時に敵潜水艦は
500mまで潜る必要はなく計算上では100m~150mの範囲にいれば済む。
(その後探知範囲を100m~150mに広げるかもしれないのでもう少し
150m~200mでもいいしその後は50~100m浮上するなど退避テクニックが
重要で艦長の腕も問われる)
だから他国が深深度型の潜水艦に固執しない事も分ってない。

しかもその50m~100mの間にいてアクティブを打っても
水中での伝波特性で\/\/\/\/こんな感じでしか
捕まえきれずこの山か谷の間に潜まれたら探知できない
この線上にいて初めてアクティブで探知出来る。

つまりその海域の温度や塩分濃度や海流と地形を
把握している事が重要で数年前に米海軍の音響測定艦
中国に嫌がらせをされたがこの手の積み重ねが
潜水艦戦を左右するから(逆に言えば知らずに
進出する事は戦時は自殺行為)

 

これ以外にも地形を利用するなど多数のテクニックがあり
機密でも何でもないのにその手の本を書く人でも分かってない

空母いぶき も妄想の産物でフイクションなのにリアリティーだの
1番ありうることだとか<売れるためなら何でも言う>状態
北極に海自が進出する事自体が自殺行為で本気でロシアが
沈める気ならあんな戦法で来るわけが無い。