ミリタリーまとめて

 

 

☆英国特殊部隊AFG虐殺


メディアが優秀だから自国の
ネガティブな事もきちんと報道する。
優れたスタッフ(部下)というのは
悪いニュースをきちんと報告するのが
本当に優れたスタッフで、それを遠ざけるのが
愚かなトップであり例えば日大の逮捕された
理事長が典型。
良い放送局とは自国の汚点も包み隠さず
指摘する放送局(NHKも近年は日本凄いを
婉曲的に流してる)
BBCが2011年イギリス軍特殊部隊がAFG展開時に
現地人を8~9人(それぞれ1回で計2度の疑惑)
虐殺した問題を軍高官が隠蔽したと報道していた
(2021/11/12くらい)

オーストラリア軍の特殊部隊員もAFGで
現地人を虐殺した事を公共放送が流し
中国人外交官が挑発する合成画像を掲載し
<挑発に乗って反発したオーストラリア政府が
その事件を世界にセカンドレイプ的にわざわざ
公表し大騒ぎを起す>など失態続きだった。
(この事件を報道したのが軍事機密漏洩と
放送局を調査したり、正直オーストラリア
政府は有能とは思えない、オーストラリアで
大火事が問題になってる時に首相は率先して
バカンスでのんびり休みを取ったりしてた)


これらの事は犯罪であり擁護できるものでもないが
それでも驚くのはイギリス軍の公開性
(隠蔽資料そのものを誰かがリークしたか
公開請求で見れるかのどちらかしかない)


日本で自衛隊を取材する番組なら99.99%有得ないが
たとえば乗艦取材(ソマリア派遣や日本は行ってないが
黒海/クリミア付近派遣)での航海中フリゲート艦の
エンジンが片肺になったり(確か低速気味で戻った)、
航海用レーダーが回転しなくなったり
(対水上探索用が生き残っていた)同じフリゲート艦が
故障しまくってるのを隠しもしなかった。

QEも試運転公試ではスクリューのぺラが
取れたりいくつかトラブルがあった。
(上記2つは以前書いていて、フリゲート艦の方は
どういうチャンネルなのか不明なのだが
海外のテクニカルな事を紹介するチャンネルで
放送してる/イギリスに限らず米仏独なども対象)


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そしてこの間見たのはそのチャンネルでイギリス海軍
バンガードタイプ戦略潜水艦の乗艦取材。
イギリス海軍のSLBM搭載潜水艦の取材許可がおり
カメラマンとレポーターが<本格パトロール前の事前訓練航海>
を放送していた、2ヶ月ほどの航海の前に1度慣らしをやるらしい。
アメリカ海軍のミサイル潜水艦がモデルだから(方式や運用)
SLBMの発車手順(訓練)も一部は同じで発射コードを
士官2名が艦長に持ってくるのまで同じ、ただしそれ以降の
シークエンスの一部はカーテンの向こう側で隠した。
アメリカ海軍が公開しているから凡その流れは
分るのだが)
最終的にはミサイル官制室(フランス型は発令所内で
航海やソナー席と同じ場所だが英米は別の部屋)で
武器士官が引き金を引くのも同じ。

そして通常の訓練ではなく本当に酸素漏れが発生し
その対応をやってることまで流していた。
(数日なら問題ないが2ヶ月以上も大丈夫と言う
保障はないレベル)

海上自衛隊の元潜水艦艦長が執筆した本があったが
海自潜水艦も航行中に様々なマシントラブルは有るらしい
(潜航続行不可とか沈没レベルではない)
帰港後に修理したり”軽症”の場合はドック入りの時に
入念に整備修理して対処していく
(ドック入り時の予算も限られてるから修理の
優先順位まであり今のところ問題ないなら
放置するそうだ)
新型護衛艦も長崎造船所で建造中にターバインで
事故が起ったり自衛隊のミスや不手際でもないが
建造レベルでも隠し様のない事故は起ってる。
(普通に報道されないだけで労災事故なんか
どんな作業所でも発生してる死亡しても
報道されない場合もありうる、他の大ニュースに隠れ)

この手のトラブルは放送しないしネットには
掲載されないから自衛隊の装備は故障しないと
勘違いしてる。

故障しても修理部品があるなら問題ないが
ない場合にどうするか?外国軍はきちんと公開してるから
それも分る、基本的に補給艦に依頼してラス時に受取る。
ラスの予定がない或いは至急必要と言う場合は同盟国で
同じタイプの装備を持ってる場合もあるのでそっちに聞いてみる
それでも駄目なら哨戒機に配達してもらう
(ソナーブイ投下装置を使って落として
RHIBで拾いに行く)


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米海軍潜水艦母艦が日本に寄港してる(母港はグアム)
それを日本の平和団体<リムピース>が調査し
目的をインタビューに答えていた、自称軍事評論家よりは
遥かに詳しい知識が有り動向も詳しいが、これを
ネトウヨが無恥で攻撃していた<米軍は監視して
尖閣の中国船は監視しないから怪しい>

ライブカメラで見たらわざわざ監視しなくても
密着しなくても分る、尖閣は地元漁師以外
近寄れないのにどうやって行くのか?
ネトウヨが大型船を募金で建造して自分達が
監視すればいい、オシントとまでは言わないが
ネットで検索すればすぐに分る事も分らず
ネトウヨサイトだけで凝り固まるから陰謀論しか言えない。

ネトウヨが英語サイトを読めるとは思えないから
米軍の動向なんか分るわけがない。

 

PS
インド軍公式<礼賛番組>なのか
広報番組なのか知らないが、タレント系
レポーターが乗艦取材する番組があった
シリーズを分割していて初回は何と!
潜水艦の上に乗っかるまでで艦内に入らない
インド映画は長いのが特徴だが・・・・・


内部は海自の旧式潜水艦が未来の潜水艦と
思えるほど旧式で間違えてもあんなのには
乗りたくない(そして信じれないくらい狭い、
機器と機器の間の通路は横になって1人通れるか
とかそんな箇所も多くハッチも小さいし、当然
下のほうにあったり通過しやすい設計ではない)

 

 

 

ネトウヨがまた泣いた

☆スキャンイーグル墜落

イギリス軍とは逆に隠す事が
習性となってる自衛隊が珍しく
事故を公表した。


自衛隊が事故を公表するのは
全てとは言わないが単に
<隠しようがなく万が一発覚した場合は
隠蔽体質を攻撃され事故と隠蔽の2つを
批判されるから>という面もある
どこの国もそういう側面はあるが自衛隊
それが基本。

今年は自衛隊の厄年なのか?
海自は潜水艦衝突事故
陸自迫撃砲弾を民間人の側に撃ち込む
2018年の事故はアメリカ軍の規定なら
<danger close>レベルの至近距離。
空自はAFG邦人救出失敗(空自のミスというより
政府と岸大臣の大失態だが)と
自衛隊の本質本性を遺憾なく発揮して
自衛隊凄いというより<自衛隊のレベルは普通>と
証明してるのに自衛隊を愛して止まないネトウヨだけは
まだ気付いてない。

そんな中で他国では恐らく大隊~連隊程度の部隊に配備する
スキャンイーグルを東シナ海というより
種子島の沖合いに沈めた、これが師団レベルの
配備しかなされてないというから自衛隊
どれだけUAV運用後進国か分る。

クワッドドローンスカイレンジャーを
合計200機導入した事を大喜びしていた、
あくまでも単純計算であり実際にそういう
投入はないだろうが一県あたり4機を配備してるのと同じ。
直線飛行で連隊本部から四方に飛ばし町外にやっと出て
市外に出るかどうかで燃料切れで落ちるほどの範囲しか
見えないと思う(直線ラウンドトリップでも知れてる)


既に20年前のアフガニスタン戦争時から
実戦経験国は大量に飛ばしだして
遥かに運用経験を積んで、自衛隊より
遥かに保有してる事が分ってない。
自衛隊装備の歪さで実戦経験国が
必要性を感じ導入したこの手の機材は遠ざけ
アメリカ軍しか導入しないV22オスプレイ
国産珍兵器には血眼になる)

自衛隊の現実ばかり指摘してたら
胸糞悪くなるかもしれないから
気休めを書いてやれば、アフガニスタン戦争時に
米軍だけで10機ほどの大型ドローンを墜落紛失(プレデターとか
あの手の大型だけで、中型小型は落ちまくりで分らない)
させてたそうだから落すのは自衛隊だけではない。

ただし保有機体数とフライト数が桁違いだから
フライトあたりの事故数で見れば自衛隊
優れてないのは一目瞭然かも。
(念のために書いておくが米軍は”実戦下”で
負荷が掛かってる、時間はない整備部品は滞る
諸々の悪条件が重なる戦場と言っても航空基地は
タリバンとは遠く離れた場所で整備員の
生命が脅かされる危険性は低いが、それでも
飛行状況は実戦下と訓練では違うし、ドローンの
登場黎明期でその習熟度なども違う)

それとJSFが1機2億五千万円はおかしい
それはトータルコスト(カタパルトや官制通信
受信機その他の通信設備など)を含めてるから!!と
否定していたが1式が10数億円で2機セットの費用だから
それはそうなるといえる価格だと思う。

JSFはアメリカでは1200万円だ!!と
何時ものスペック主義を振り翳していた。

とすると装備類としては比較的低額に
入るスキャンイーグル2のたった1200万円程度を
師団に2機程度しか配備しないほど陸自
予算が無いらしい(スカイレンジャーが1機
2,000万円でクワッドドローンの方が安いと
航空関連の費用は大きくなるほど安いのか?)

オスプレイが1機100億円越えをしてるそうだから1機減らし
単純にスキャンイーグルを1,000機配備したほうが
自衛隊のISR能力は格段に向上し実戦以外でも
使えるから有用だと思える(1県あたり20機=
1個連隊20機、1個中隊5機(小隊までは不要
車両等の付帯の運用までは不可能)
操縦は要はラジコンなんだからパイロット資格なんか
いらない、現に陸自でUAVを飛ばしてるのは
パイロットではない。


カニックとスペックには詳しいJSF氏だが
現実社会が分かってないらしい
何かをなくした、何かを壊した、発表したら
批判されるときにわざわざ高いほうの値段を
言って叱られるか安いほうを言うか普通なら
どっちを選ぶか分ると思う。
そして2億円と言ってるのだから
それが機体そのものと思える。

店舗などに強盗窃盗が入って被害額を言うのと違う
(あれはあくまでも販売額で原価取得額は
凡そ販売価格の50~70%というのが相場)

 

PS
欧州の広報を見れば手投げ式UAVの
手投げが(離陸)が失敗して見事に
地面に激突して機体がバラバラ死体に
なるのまで<隠そうと思えば隠せるのに>
見せるのが笑える。


一部のUAVは墜落後に敵に渡らないように
ある意味で自爆機能があるそうだ
(爆発はしないが敢て壊れやすくして
再組立利用ができない設計)
UAVに機体トラブルが有った場合の
基本対応とかそういった事も見せるのが
海外(自衛隊はドローンの取得映像にもモザイクを
かけるが同型の映像をアメリカは見せるから
どの程度の映像が見えるか分るのに隠す)

 

 


☆ベルギー連邦警察


日本とは桁違いに容疑者の映像を公開し
連邦警察が防犯カメラ映像を直接流し
日時場所とその犯行映像を見せて
<情報提供をお願いします>としてる。


見ない限り気付かれないが
犯人は半永久的にネットで曝される
(連邦警察が削除する前にコピーが出回る)


もう1つ本当はこっちを書きたかった、
連邦警察特殊部隊の広報も紹介していた
ベルギー語は全く分らないが
1972年ミュンヘンオリンピックを契機に
創設しアメリFBI-HRT並みの能力がありそう
装備やテクニックはほぼ同じ
(司法系特殊部隊で合同訓練をするのは普通で
特に欧州は毎年やってる)

そして上記の防犯カメラ映像での若干
人権侵害的広報からも分るように
日本よりも広範囲な捜査が認められているらしく
<スパイテクニック>で容疑者の情報を盗んでいく
(容疑者の部屋に秘密裏に潜入し装置を仕込んだりし
元に戻しそこから情報を得る)

セキュリティーカード(身分証明や通行証)も
”こんな方法で情報を盗めるのか!!”と
街を歩いていて盗む方法を紹介していた。
(普通本人が常時携帯し部屋には置いてないだろう、
置いてたらリーダーに読ませ簡単に盗む)

スリではないので念のため、紛失届けで
無効にされたら意味がない。

 

 

 

☆ファイブアイズ


アメリ


イギリス
カナダ
オーストラリア
ニュージーランド

上記5カ国の諜報機関の連携・協定をファイブアイズと
称し日本もそこに入れるべきだとイギリスが提唱し
検討課題になってるらしい(日本の主体性より
当事国が認定するかどうかの方)

これだけを読んでいたら日本は非英語圏で唯一の例外か?
と思ったら、アメリカだけ別に書いたのはアメリカは
ファーストパーティー

それ以外の4カ国はセカンドパーティー
(言うまでもなくパーティーは、グループ的な意味の方)
とランクがあり、日本はフォーに入るかどうかで
サードパーティーにも入らない低ランクでの意味らしい。

シックスアイズになるかといえばシックスティーアイズくらいで
他にもドイツフランスノルウェーなどいる諜報局の
連携の1つに入れるかどうか。

ただし日本の諜報力がそこまでない、機密保持以前の問題。


PS
全く関係ないがウィキの一部の項目の
更新が滞ってしまって殆どネットの意味がないレベルも
珍しくもないのが目立つ。

 

 

 


アメリカ版航海訓練所(連邦海事局)

日本よりも遥かに多い船舶を抱えるから
当然商船員も日本みたいに養成し
そこでも練習船を持ってると知った。
(全米で6つの海事大学・商船大学があり
アメリカが行う事だから沿岸警備隊
海軍のROTC制度の対象校になる)

日本の場合は帆船と練習専用船だが
他国の場合帆船を持ってるのは殆ど
<海軍><海軍兵学校>と相場は決まってる。

そしてアメリカの練習船が古くなったので
建造するらしいのだが
(古いのがデッキクレーンを装備した
如何にも古い貨物船的なタイプ)
その練習船が多目的船で練習船としては
もちろん<災害支援>でも使える設備や区画容積で
余裕を持って設計されてる。


具体的に言うと<海保の大型船で設定してる
避難民区画>や<医療設備>はもちろん、
当然ヘリデッキなども備えてる。

医療設備が海軍大型艦にも優るとも劣らずの
設備とベッド数などで実質的に病院船としても
運用できる。

アメリカに限らず他国はこの手の設計図なども
見せるからそのデッキ毎の大まかなレイアウトが
グラフィックソフトで繰り返し説明される。
(海外の軍では見せても問題ない部分は
軍の装備でも普通に設計図の一部を見せる
外観なんか見せても全く問題ない、どっちみち
配備したら分るのだから)

もう1つ如何にもアメリカ的なのは
(日本と違い)経済的合理性を追求しスクリューは1軸で
コストを抑えてる(USNSアメリカ海軍の軍艦でも
高速戦闘支援艦以外の補給艦などは殆ど1軸)
軍用機で双発と単発でも桁違いの運用費になるのと
同じで(機体数×エンジン数)艦船でも自衛隊みたいな
馬鹿な設計はしない。

1軸で万が一機関故障したら動けない?
そんな事は最初から想定していてポッドでも動くようにしてる
(もちろん超低速で6ノットしか出ないと説明してる)


PS
世界のフリゲート等の主砲が3インチ(76mm)に
なりつつあるのに、自衛隊の新型艦に5インチを積んだのは
やはり自衛隊ガラパゴス好きだからなのだろうか?

対地支援よりも対空脅威への対処が求められるし
対テロには3インチでもでか過ぎる。


 


☆F16外部燃料タンク


米軍の基準と感覚では
住宅と30m離れていても非居住区域と思うらしい。

三沢基地所属部隊はWW(WILD WEASEL)
任務が北朝鮮の防空網破壊(SEAD)であるのは
公然の事実、イラク戦争などでも三沢所属のが
出撃したのか忘れたが在日米軍機が出撃したのは
間違いない(嘉手納かどこか忘れた)

このチームの標語が面白い「YGBSM」で
チョー意訳すると「マジかよ!!」みたいなニュアンス。
太平洋戦争中のマリアナ沖海戦をアメリカ軍が
「The turkey shot 」と呼ぶのがアメリカ軍パイロットが
「ジャップを落すのはチョー簡単でまるで家の
七面鳥を撃つのと同じくらいだったぜ」と語った事から
名付けられたのと似た流れ。

話は青森の事故に戻るが、「戦場の第一報は常に誤報」が
海自潜水艦衝突事故の損傷報告と同じで今回も
全く問題ないという認識が夜が開けると明らかに
住宅地に落下していて米軍のいい加減さが出てる。

飛行中に機体故障警告が表示され何らかの不具合が
出たことは誰でも分る、東北地方の17~18時なら
既に日没時間でもパイロットの視覚があればそこが
山中か住宅地か飛行高度速度でこの位置でドロップしたら
あの辺に落ちるくらいは直に分かる。
(F16は機体も古いが米軍機は自衛隊と比較したら
それでもシステムの入替えは格段に上回るから
コクピットはそこそこ進化してるのも珍しくない、
この機体が改修済みまでかは不明)

自衛隊機は古すぎでF35以外は不明だが
米軍機は基本的に<ナビ表示>があるのが普通、
これが以前は訓練飛行なら位置表示も隠さず
どこを飛んでるかモニターの地図も見せていたが
最近は何故かモザイクで隠す傾向。
(ナビシステムもダウンするほどの
電源トラブルなど危機的だったのだろうか?)


何時の事故か忘れてかなり古い事故映像だったが
F15に機体トラブルがあり緊急着陸をして
滑走路で止ってもトラブルが解決せず
爆発寸前にパイロットが射出座席で吹き飛ぶまでの
コクピット映像(と管制官との会話)があった。


そういえば全く関係ないことを
何時ものように蛇足で書いてくと
アメリカ軍の戦闘服で左袖に取り付ける
国籍章は昼間は何ら気付かないが
夜間に<暗視装置越し>に見ると
今は殆ど見かけない蓄光テープみたいに
反射して浮かび上がり識別できるように
なってる(光を単純反射するなら
目立つので違う)