映画レッドスネーク レビュー

☆1225
原題<SISTERS IN ARMS >
邦題「レッドスネーク  」フランス

原題<戦友>
(男性の場合はBROTHERES IN ARMS )
むしろ男性の場合の言葉が普通に使われる、
似た言葉でband of brothers も戦友の意味がある

劇中台詞

1.オープニング
2.蛇の旅団
3.志願
4.訓練
5.脱走
6.決意
7.コードネーム
8.別れ
9.決着
10.エンディング

<バハールの涙>と殆ど同じ
対IS戦で女のリベンジ映画

ザラ DILAN GWYN
指揮官 ロザリン 


映画上のSPECIAL FORCEを普通に
<特殊部隊>と訳すレベルでは翻訳家としては失格、
特にイスラム圏の女性”SPECIAL FORCE”は
陸軍一般部隊でも組織されていて女性王族関係者の
警護などを担当することもある<特別部隊>
(特殊部隊に必須エアボーン・シア・デモ・コム等を学んでない)
スペシャルプレゼントを<特殊プレゼント>と翻訳せず
特別な贈り物と翻訳するのが正しいのと同じ。

2014年 西イラク クルド人連合
ヤジディ教徒

トヨタピックアップトラックが非正規軍の主力戦闘車両
世界共通でこの辺はもっと日本の自動車会社も誇りを持つべき
(映画上の設定ではなくリアルに、今現在もウクライナ軍や
郷土防衛軍が日本車を使ってる映像が出回ってるし2021年に
タリバンアフガニスタンから米軍を追い出した時に彼らが
乗車していたピックアップトラックは日産のが多かった、
つまり日本企業はタリバンに寄与しアメリカに敵対する優良企業で
タリバンはそれら企業に感謝状を送って日本企業の凄さを
世界にアピールすると良いと思う、ISがアフリカ中東で
現地民を虐殺する時に使う車も日本製が多い、一部が嫌う
学術会議もまさかピックアップトラックは戦争に加担するから
開発に協力しないと言わない)
軽蔑する宗教だからと命や財産を奪う権利はないのに
何事も都合のよいように解釈する。

アブーマリアムがISの地域リーダー
冒頭は主人公ザラの苦難と対IS戦グループに入る経緯

ISがやってることは<他人は許さないが自分はOK>と
日本にも多数ネットに存在する狂人達と同じ発想で、
しかもやらなきゃよかったことをやって失敗してるのも
同じことをしてる。
アラーアクバルとアベーアクバルも似ている



奴隷強制結婚
ISに協力する女性もいる

弟ケイロみたいな少年は<少年兵士>か<自爆テロ要員>

買い物の手伝いで外出した時に逃亡しようとするが
捕まる、しかし混乱してる間にスマホを盗み叔父に連絡し
監禁先から逃亡し運び屋に遠方へ運んでもらうが降ろされる上に
途中でISが追跡してる所へ、ロザリンなどの部隊が救出に駆けつける

マッドマックス<手作り自爆車両>
流石にRPGには耐えられないのでRPGやM2(マイクツーと呼び
エムツーは日本語的な読み方)などの方が現代戦では役に立つ。

食事休憩する際に7人全員が食事をしたり
無線1つで航空支援を要請するなどやや疑問系の
シーンもあるがその程度(普通は見張り警戒で分散し、
支援要請に特別なequipmentが必要)
参考までにJTAC装備は武器航空無線・長距離無線機以外に
1/レンジファインダー(座標高度距離測定器)
2/VDL(航空機搭載カメラと同じ映像を見る・NVGに装着可能)
3/赤外線レーザー(レーザーポインターで目標を照らす、
レーザー誘導爆弾やミサイルの誘導照射はもう少し大きい装置が必要)
4/VISUAL SIGNAL PANEL(自身の位置を知らせたり、
CCTならこれを複数並べて滑走路の標識に)
5/GPS
6/地図
7/コンパス
8/筆記具



ISの支配地域を奪還する過程が都市戦闘となり
現代戦の普通の姿(人形の下に黄色いコードがあり
ブービートラップになってる、ボールや空き缶そして
ゴミなどあらゆるものが危険)途中で子供の泣き声がし
助けに行って離れ離れになったり失敗の予兆
(街を制圧後に救出すべきで順番を間違えてるし
単独行動は自殺行為)、街を制圧するなら敵兵の
生死も確認しつつ、武器は必ず死体から遠ざける。
(本来は建物1軒づつ確認しスプレーなどで印をつける、
戦闘シーンがリアルな映画などないが)
戦闘の結果イギリス人ISを捕虜にする、男性に殺害させるという
約束でアブーマリアムの情報を得るがへらず口を叩いて
ザラに殺害され死後は天女と交われず。

重要情報を手に入れ敵の地区指導者を殺害し
弟は無事に保護してメデタシメデタシ
私ならアブーマリアムは殺害せずに生け捕りにさせ
情報を優先する。


「生きて虜囚の辱めを受けず」は禁じてるのではなく
その後の運命を理解してればその方がまだ苦しまずに済むから
最後の1発を残す(因みに太平洋戦争中の日本軍は明らかに
間違えていた)

攻撃戦闘ばかりが重視されるがラストに数名が負傷した時の
ように実際にはTCCCみたいな医療兵站がより重要。

現実なら自爆ベストには<抗干渉機能>つまり
ダミーコードなど容易に解除と脱ぐのは出来ない構造。
(特に強制や洗脳の場合)

対IS戦に関して欧米軍は地上軍支援は基本的に
<兵士の訓練や装備兵器類の提供>で大規模地上部隊は
派遣していない、航空機による空爆など金はかかるが
要は<命を失う危険>は冒さない。

そして兵士の訓練を実行する為に派遣されるのは
<精鋭部隊OR特殊部隊>と相場は決まってる。

日本ではメディアが無視してるだけで欧米軍の派遣国は
しっかりメディアが報道するからIS<サスペクト>を
ドローンで監視しつつPID後に米軍機に空爆要請し
(この場合はヘルファイヤミサイル/戦術用語を知ってれば
ミサイル発射か爆弾投下の区別は簡単)
弾着後<オブジェクト>が吹き飛ばされ
絶命するドローン映像までしっかり見せる。
NATO同盟軍航空攻撃作戦室のモニターをモザなしで見せる)
地上での交戦は基本的にNATO特殊部隊+対IS戦の参加部隊で
IS狩りというよりパトロール中に交戦状態になる。