映画レビュー アンダーウオー

☆1246 原題<THE WAR BELOW  > 邦題「アンダーウォー   」 原題:真下の戦争 オーストラリア映画でも同様の作品があり どちらが本当なのか? 原題:BENEATH HILL 60 2010年 オーストラリア 製作:SCREEN AUSTRALIA 原題は“第60高地の真下”、60高地とか203高地は 軍事作戦で丘などの名前をその 標高とは言わないが高さで地名として呼称するから。 <NF> この爆破作戦自体は史実らしいのだが英国主体と オーストラリア主体では全然違う。 ソンムの戦い 徴兵検査 IQテストは第一次大戦中の米軍士官を効率よく 検査採用するために考案されたテスト 米国の大学入学適性試験SATも 元々はハーバード大学の奨学生選考に 用いたのが始りで米国の選考システムは後に 発展して色々使われるほど優れてる。 塹壕戦 無益な突撃の繰り返し 戦死者が出ても気にしない高官 (第2次大戦中の日本軍参謀本部や海軍軍令部も同じだった) 伝令 偉そうにしてる大佐  150万発  4万人の戦死者(ドイツ軍が同量を発射して同数の戦死者が いたと仮定すると砲弾30発で1人殺害している計算になる、 他にも機銃とライフルがある、ライフル弾が死因というのは 一部の戦闘などを除けば統計的には例外 実際には1発の有効砲弾で多数の戦死者が出ることも有るが 統計上の数値、現にウクライナ侵略の戦死・死因ほ殆どが シャープネルとモルターでウクライナ軍メディックも言ってる、 太平洋戦争中の旧日本陸軍の場合は戦闘死よりも餓死と栄養失調に 伴う病死が70~80%+撃沈による溺死でアメリカ軍の銃砲弾で 戦死した兵士はむしろレアケース) 第一次大戦 第2次大戦 ベトナム戦争 湾岸戦争 イラクアフガニスタン戦争(近代戦現代戦) で敵1人を殺害するのに要した ライフル弾数(機銃弾も含める)という推計値があるが 現代の西側兵士が基本装備で300発携行するが その数では第2次大戦以降の戦争では1人も殺せないほど 浪費してる、第1次大戦までは300発あれば辛うじて 敵兵を殺害出来てる事になる。 トンネル戦 地下トンネルに爆発物をしかけ下から ドイツ軍を吹き飛ばす作戦を考案、その作業者に下水管掘りを 選ぶ。 戦場の歩兵はライフルを撃たず地上に出ない彼らを軽蔑する。 (WW1の塹壕戦の劣悪な環境も浮き彫りになってる、 特にフランスやベルギーのあの辺りはぬかるんでいて、 泥と雨で不快極まりなく、食事もトイレも最悪) クレイ 粘土質  ソールズベリー大佐 ウィリアムホーキンス 主任 ハロルド チャーリー ジョージ グリフィス中佐 エンドでホーキンズ夫人に中佐がかけた言葉は 戦死したイギリス軍人全てに向けた言葉 ヘイグ総司令官 総司令官は民間人にやらせることを拒絶 (太平洋戦争で日本軍が民間人を信用しなかったのと同じ、 米軍は民間人に多数の依頼を求めそれがB29や原爆や リバティー船など効率と科学の粋を集めた兵器になった、 ハードだけではなく暗号解読などソフトも民間人/もちろん 出身や機密保持には気をつけてドイツ系などは採用されない) 1916年 戦地で案内する軍曹はけっこう有名俳優 支援 予備 発砲 通信の4種類の塹壕 シェルショック PS 機関銃を発明した人の発想は 「これが戦場に持ち込まれれば 省力化が図られ兵士の負担が減り、 犠牲者は減少する」と思ったが現実は 犠牲者を増加させる有効的な兵器になった。 多分軍人達はその有効性に気付いていたから 採用した。 第一次大戦が機関銃と飛行機と戦車の 基礎を築き、第2次大戦が大発展させた。 しかしベトナム戦争アフガニスタン戦争では 戦車は全く役に立たず(持ってない敵に負けたのが アメリカ軍)兵器の変遷は早い。