パラシュート降下


☆特殊部隊パラシュートコース 20分程度の番組

ネット専門メディアで創業者の1人がUSAF/TACP出身であり
特殊部隊に特化した報道チャンネルがあるメディア。
(創設の経緯をそのままチューブで解説するのも
面白い、戦死した戦友の為に戦地や基地での
映像をその母に贈ったら、その上官が感動して
他の特殊部隊のCMを受注それから発展し
アメリカだけに<美女と銃>で馬鹿ウケしたらしい、
それからビジネスマンのCEOと出会い今の
会社を合同で設立、大企業ではないがアメリカ的)
そこが配信したのがアメリカ4軍が一括して
合同教育するパラシュートコース、
軍特殊部隊のCMを受注するだけあって
取材もけっこう何度も受入れられてる。
(クールなドキュメンタリーを流すので
取材をさせるだけで無料の軍広報を流すのと
変わらない、ヘリなどに乗せたりするが+2名程度の
コストは知れてる)

グリーンベレーやデルタSEALS等のエリート中のエリート
隊員には必須資格にコンバットダイビングと
特殊部隊パラシュートコースがある
(それ+デモ・メディック・コム・スナイパー等々の専門)
つまり関門が5つあり始めのフィジカル、次にダイビング、
そしてこのパラ、特殊部隊の射撃戦闘とラストが専門)

レンジャーやエアボーンは500m程度からの
降下夜間降下までは求められるが(レンジャーは
それ以外にウォータージャンプまで)
さらに高度なHAHO HALOを行うコース

 


Military Free Foll Basic Course
(基礎コース)


Military Free Foll Jump Master Course
(↑を更にマスター/習得し↓の事前準備)


Adtic
Advanced Tactical Infiltration Course
(高等戦術侵入コース/SOF訓練生はここまで)
NVG+酸素マスク+武装+パラシュート(GPS予備傘等含む)
でHALO HAHO

AITC 
Authority Instructor Tactical Course
(教官資格取得コース)


Height Altitude Low Opening
HAHO(高高度降下低高度開傘)
高高度で高速降下し着陸地点ギリギリで開傘

Height Altitude Hight Opening
HAHO(高高度降下高高度開傘)
5000F/酸素マスクなし
20000F
着陸地点から5~20k程離れた地点(DZ)から夜間降下し
操作性の優れたパラシュートでGPSを見ながら
着陸地点(LZ)に降下、その着陸地点も目標地点(TZ)
から更に数キロほど離れている事が多い、移動到着後
(米軍の進化しているところはATV/バギーやバイクなど
も同時投下しそれで移動する事もある)
OPを設置し(要は穴掘りとカモ)日中に監視偵察、
夜間に襲撃突入(即日とは限らず、偵察監視のみを行いその
情報を基に航空攻撃があったりする場合と別部隊が行う場合も)
が攻撃時の基本、潜入後に移動しながら索敵したり
トロールしたり様々。

SOF訓練生が10名ほどインストラクターコース訓練生も
インストラクター訓練も兼ねSOF訓練生とバトルバディを組み
一緒に降下し相手を指導する(インストラクターコース側が
必ずGOPROを装着しそれを
After Action Reviewするのがさすがアメリカ)


上記の事はコース名以外は特筆することでもないが
合計9週間のコースである事(各々3週間だろう)
合計200回!!も降下することが説明されていた
(恐らく陸自空挺団の一般隊員の入隊から退官と
同じでは?回数だけだが)
AFSOC隊員は所属してる間に合計2,000回ほど
ジャンプするという。

本題つまり本当に書きたかったのはここからで
何時も通り前置きか本文か区別がつきにくい上
乱文も変わらないが、それだけの回数を安全にこなす&
以前書いた<最小のコストで最大の成果>をあげるために
行うことが自衛隊的には発想がなさそうなのだが(予算も
使い道を間違えてる為に有得ない)

フリーフォールの事前訓練が
Virtical window tunnel
日本ではインドアダイビングと呼ばれる
1回¥5,000程で下からエンジンを吹き上げ
(熱処理をどうしてるかまでは不明
原理的には航空機エンジン噴射らしい)
その垂直透明円筒形トンネルに入り空中での
姿勢を学ぶ、初めは負荷なし次に傘装着状態で
この施設を軍が専用設備で保有している、
欧州X国では民間施設を借りて行っていた。
(訓練自体は知っていたが設備を持ってるのが驚き)

そして9週間に200回も飛ぶ為には何が必要か?
(週1は休みとしても50日で200回、つまり
1日4回ほど飛ぶ)
<フライトコストが低い航空機>が必須となる
国によってケースバイケースでスカイトラックだったり
民間スカイダイビング用機をチャーターしたりしてるが
米軍はC27(イアリア製で運用上で軍は放出し政府保有としてる)
20~30名乗りのC130の双発機のイメージ。

短距離離着陸が可能な固定翼機だから陸軍基地での運用が可能
滑走路で乗機して滑走路付近に降下して再度乗機して
再度降下の繰り返し(具体的に1日何回するか不明だが
最低でも2~3回はこなす)


何が言いたいか?猛訓練をするためには経済性に優れた
航空機や設備も必要でオスプレイがあれば戦術上有利とか
ぬかす暇があったらこういった設備や航空機を保有するか
チャーターして訓練する事が必要、自衛隊習志野が狭いので
HALOでの訓練がやりにくいとしていたが離島の1日
数便しか飛ばない空港を借りるとか(貸すとは限らないが)
富士演習場に500M程度の滑走路を作るとか(平地があり
飛ばせるか知らないけど)、コストを下げ回数を増やす
方法は幾らでもあるはずで寧ろそういった事をすべき
(わざわざアメリカにまで行ってHALOをやるそうだ)

エリート中のエリート部隊はこのアメリカ軍の
パラシュート降下が特別例外の訓練方法ではない。
(特殊作戦群が公開しないから分からない人が多いが
欧州でも公開してる国があった)

タンデム
K9
ウォータージャンプ