出版不況は自己責任

 

マイウェイ出版 空自特集

¥1,000もしない航空機写真集のはずが
何故か<憲法改正の必要性>を解説する不思議な
内容だった。

憲法9条があるから他国への先制攻撃が出来ず
座して死を待つ状況で不利になると書いていた。

だとしたら海外で憲法9条に該当する条文を
持たない国が殆どのはずなのに何故か
先制攻撃をされ侵攻侵略されている。

2021/05月に発生したガザ地区からハマス
ロケット弾などを飛ばしイスラエルが応戦した
戦闘もイスラエルに9条的な憲法がないにも
関わらず攻撃された説明がつかない。
(事前兆候があったにも関わらず、
9.11、2011もアメリカは許した事になる)

先制攻撃ではないものの
1944年のオーバーロード作戦
(ノルマンディー上陸作戦)の開始を
欧州のレジスタンスへ伝達するBBC放送で
「秋の日のヴィオロンのため息の
身に沁みてひたぶるにうら悲し」の詩が
朗読されたら作戦が翌日に決行されると
ドイツ軍は把握して実際に放送を聴いたにも
関わらず対処できなかった。


つまり

OSINT
IMINT
MASINT
SIGINT
HUMINT
TECHINT などで事前分析をして完全に把握し
それが自国への攻撃かどうか、どこに攻撃があるかなど
分かってないなら敵軍の集結=自国への攻撃とは限らず
意味がない(9.11も断片情報でテロ行為は予測されてたが
攻撃目標や手段などが分らず防げなかった、仮にハイジャック機を
撃墜出来る状況でも後の司法判断(政治判断)で撃墜は出来ないと
方針は変更された、テロ直後には撃墜可とされたがテロ前なら
どうしていたかも分らない、つい先日亡くなったラミー国防長官なら
撃墜させたかもしれないが)


かなり以前に書いたが戦争を始める側が行う兆候は
収集分析が重要で自衛隊にその
能力があるとは思えない(だからありえもしない
第2次朝鮮戦争の勃発を期待予言しまくった)、衛星画像も撮影より
分析が重要で仮に中国が行うなら<衛星の通過時刻>は
把握してるはずでそれを逃れる対応をして攻撃してくる。

 

そして残念だったのは<未だにスペック的>に
攻撃機・戦闘機が戦争の中心と勘違いし
戦闘機によるドッグファイトが戦争の
結末を決定するみたいにな記述だらけだった。
(仮想敵国を中国とするのは分るが、
韓国も含めてるのが不思議でその割に北朝鮮
全く考えてない、北の空軍力はないが防空システムは
空自担当だから一応通常弾頭の弾道ミサイル程度は
考慮してるかと思ったが)

基本的に現在の空軍は近接航空支援による空爆
攻撃の主任務でそれ以外に空輸と偵察監視(ISR)
そしてISAR(情報監視攻撃偵察)のワークホースは
基本的にドローンが行っており、空自にドローンはゼロ、
その本で空自の稼働率は世界一としていたが、
E2CはFMSで整備パーツが届かず極端に
稼働率が低いとかその辺を触れてない。

F35も世界初で墜落して暫く飛ばせなかったり
決して稼働率は高くない時期があった。

2020年のアゼルバイジャン戦争で
中型ドローンから発射されたカミカゼドローン達が
アルメニア軍の陣地や戦車を破壊しまくって
有人攻撃機不要論まで出てる中で未だに
F2やF15で自衛隊凄いと本を出せる日本も
相当平和ボケしてる。
(F35も他国と比較したら導入が遅いから
作戦配備も遅い、スクランブルどころか
実戦投入してる国もあるのに)


2021/07/11日曜21時にNHKがAIを特集し
兵器とサイバー戦を取り上げていた、ドキュメンタリー
以外の<お芝居>を挿入するのが日本で、無用で
邪魔だったが、絶対にないとは言わないが
第2次大戦みたいな国家間の大規模戦争よりも
あのような流れの戦争が今後の主流と言われてる、
UUV等水中兵器はまだ開発途上だから
取り上げられてないが何れでて来る、かがを改修し
飛行隊を訓練し完全運用が可能なのは2030年以降で
その頃は<第2の戦艦大和>となっていても不思議ではない。

 

PS
その本の中でロシア軍Su-35とSu-57を
混同していたのかSu-57の写真で
F15の対抗機としていたがSu-35がF-15の
対抗機でSu-57はF22の対抗機として
開発されてる(ロシアプロパガンダ
言ってるから間違いない)