映画Review パーフェクトノーマルファミリー


☆1315

原題< ENHELT ALMINDELIG FAMILIE  >
邦題「 パーフェクト ノーマル ファミリー      」2020DAN
NORDISK FILM

原題=邦題(英題)
劇中に出てくるTVかラジオから流れる音声だったか?
父親がトランスジャンダーであってもパーフェクトファミリーだと
考えてるとも解釈できる
(娘が思ってるのを他人がとやかく言う権利はない)
自民党や支持者が想定し例外を認めたくない
日本型標準家庭が必ず幸せかといえばそうではないから
日本人の不安感や自己肯定感や将来への
希望などあらゆる幸せのバロメーターが悪化してるのに
気付かず従来型の家族感に固執してるのは愚か過ぎ
離婚


作品中45分つまり半分まで<一切BGMがない>
会話や小鳥の囀りなど周囲の音だけでしか進まない

想像は付いたが何故時代設定が20年前かと言えば
監督の自伝的な映画だから

父親とエマの関係がメインと思うけど姉の堅信式で
妹が姉に歌ったシーンが泣けた姉妹の関係も描く
(エマの感受性と表現力が既に現れていた)

サッカーの女性コーチは厳しいような印象だが本当は優しい

アウネーテがマユルカ島に行ったときもエマ中心ではなく
自分中心で発言したり予定を変えたりそりゃ嫌われて当然
オランダ語の乾杯は「フロースト」
デンマーク語の乾杯は「スコール」
英語は「食パンじゃなかったトースト」(映画ではチアーズ)
イタリア語は女性でも「チンチン」


姉のカロリーナはクールで割り切って理解

児童保護局か何か知らないがカウンセリング中にマフラーを巻く
トマスを直に映さない
カロリーナが発言したら「意見があるのは良い事」何でも褒める

サッカークラブのパーティーでトマスがディックを切ったことを
ネタに少年達が笑ってたからエマはウォッカをがぶ飲み、当然
急性アルコール中毒になりぶっ倒れ入院

姉はブリトニースピアーズの大ファン

退院後のボーリングでアウネーテはロンドンへ引っ越す事を
二人に伝える、心から理解してる姉は絶対に許せない、
複雑な心境だったエマはそれはそれで期待してたかもしれない
それに気付いていたカロリーネは怒りをエマにぶつける
(パパなんか死んじゃえ と言っていた)
想像だがアウテーネは遠くは離れる方がエマの為になると
思っていた

引越し前に荷物を引き渡しエマは歩いてサッカーの練習に
行こうとしてるとき同じチームの少年から「寂しくない?」と
聞かれアウテーネにロンドンに行ってほしくないと引き止めに
行くが・・・結局はロンドンに去る

そしてサッカークラブの表彰式で最優秀選手はサラだが
最優秀ファイター賞で表彰される


そして予定通り夏休みは2人がロンドン名所を観光し
幼少期の古いビデオ映像とオーバーラップさせ終わり
(何故この古い映像を繰り返すのか分かり難い)


NORDISK FILMに外れはない事を改めて証明してる
面白くない作品があったら教えて欲しい

そして何より一番大事なのはLGBTを扱った映画という
部分よりエマを演じた少女が美少女で10年後には
恐ろしいくらいの美女になってるだろうという事