「永遠のこどもたち」スペイン





六十七 「永遠のこどもたちスペイン ☆☆☆☆


これはミステリーとオカルトっぽい作品でした、ストーリーに入る前に日本では「インド人のくろんぼ」若しくは「ボンさんが屁こいた」と言う遊びがあるがあれはスペインでは正確には(何時ものように思い出して書いてるので)忘れたが確か、「扉を叩け1,2,3」ってな感じで声を出していた、作中で2回ほど描写されてました。


 あと欧米の作品でよく出てくる「孤児を引き取る」「養子に迎える」とか「子連れの相手と結婚する」と現実に日本でもないことも無いが、基本的に「家名存続の為にあえて血縁主義などを捨てる」「両親を初め周りの反対を押し切って結婚」みたいな雰囲気ではなく、ハリウッドスターなどは孤児を引き取るのが一種のステータスになってしまってるのとはやはり感覚が違う、こういった家族の描写とかは見れば分るが

その価値観とかはやはり日本人では理解ができないな。


 


本題 本人も孤児院出身の女性が医者の夫とAIDS
(重要ではないがストーリーに絡む)の小学生位の男の子の孤児を引き取ってかつての孤児院を買取って生活し始める


男の子は病気であることは知ってるが薬を飲むのを嫌がったりする、
ある日母親と男子が家から一寸だけ離れた海岸と洞窟で遊んでいた先に
懐中電灯をもって子供だけで入っていったが帰りが遅いので女性が入っていくと話し声がして「誰と話していたの?」と聞くと

「友達がいた」と答える、後日夫と3人で遊んでいた帰り道に男子が貝殻を落としてゆくので「どうしたの?」と聞くと

「友達が迷わずに家に来れるように」と答える。


 女性が目指していた「障害のある子供が共同で生活できる場所」という
目的の為にかつての孤児院を買取り準備をしていたある日一人の老女性が現れ「お宅の息子さんの良い治療方法を知っている」と資料を渡されたそこには秘密にしていたエイズとかの文字があったんで台所の鍵のかかる所に隠す。男子が物を隠す遊びをしていて大事な金貨が無くなった、きっと友達が隠したと言う。初めは男子が1人で遊んでいてわすれたので友達のせいにでもしていると思ったが

「風邪を引いた時に買ってもらったアイスの袋」

→保管場所「キルトの切れ端」保管場所→「アルバムの写真」保管場所→

砂場「カギ」カギのかかる場所→台所の引き出しの資料 となり母親は
隠れてみていたと思い子供を叱る。その後も男子は友達と遊んで良い?
とか母親や父親に聞いたりしていたが2人とも

空想の友達と思っていた。


 女性の目指していた施設がオープンする前にパーティを開いた、子供たちは仮面を被り遊んでいたが、男子は「友達に会って欲しい」と言うが忙しかったり自分の施設の邪魔をしていると思い会えないと言うと子供が怒ってケーキをひっくり返したので子供を叱る、そのあと袋を被った男子にトイレに押し込まれ外からカギをかけられる、夫に出してもらったが怪我をしたうえに、男子がいなくなる、必死に探し仮面を被った子供の仮面をとったり
階段を利用した倉庫を探したりしたがいなかった、警察にも連絡して必死に探したが見つからない、 警察の担当者となったカウンセラーにかつて老婦人のことを話すと捜査の末に彼女が短期間ではあったがこの孤児院で働いていたことがあったことが分る。


夫婦は(どちらかと言うと狂ったように探す女性主導)でスペイン国内各地で老婦人を探していた時に遂に見つけるが目前で車にはねられて死亡する。私の記憶の関係で話しが前後するかもしれないが、自宅にいると
「隠し物遊び」が挑戦状のようにおいてあり


記憶を頼りに探してゆくとドアノブがあったがそれは直接は役に立たず、倉庫の奥にあった焼却施設に辿り着き袋をひっくり返すと人体の骨が見つかる、孤児院に勤めていた女性(老婦人)には子供がいたが顔が(表現が適切ではないかもしれないが)奇形で素顔をさらすことができずに「あの」袋を被っていた、ある日海岸にある洞窟に子供たちだけで遊びに行き、
その時袋を被った子供の袋をとって出て来いと言ったが子供は洞窟から
出てくることが出来ずに潮が満ちてきて溺死した、洞窟に連れて行った
子供達6人はなんら処罰を受けなかったが、子供を殺された女性が
復讐をしたらしい・・・・


 


 子供の手がかりをなくした女性は「霊媒師」みたいな人に助けを求めた、その霊媒師が子供がいるという部屋に一人いて、各部屋や廊下に監視カメラを設置して霊媒師のスタッフや立ち会いたいという警察の担当者などがきていよいよ実験が始るが、子供の声が聞こえるということでその部屋に行くと子供達が苦しむ様子の音声が聞こえるが全部のカメラの中継が途絶えたので女性が下の部屋に戻り終了する、結局行方不明の子供の手掛かりは無かった(私の推測だが復讐として毒殺された子供たちの悲鳴だった)


半年以上が過ぎて薬を服用していない男子の生命さえ危ぶまれる


 


夫はこの家を手放すというので女性はその前に2日だけ時間を貰い、男児が死亡した事件当時の部屋を再現して、食事も用意して子供達が来るのを待つ、しかし時間が過ぎても子供が来ないので遂に「扉を叩け 1 2 3」を始めるこれで子供が1人2人と増えてきた、きっかけは忘れたが、
階段を利用した倉庫に入りかつての隠し物遊びで見つけたドアノブ

を使うとそこに隠し部屋があった、そして遂に男子を見つける、

しかし電気が切れ、他の子供たちの声が聞こえ(男子を連れ去られるかもしれないと思い)、何があっても目を開けてはいけない私が良いというまでと言って、隠し部屋から出て2階の部屋に戻るが男子が

目を開けないてっきり死んでしまったと思った母親は嘆くが、

男子が「目を開けて良い?」と聞いて死んでいなかった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それどころか母親にも友達の子供達が見える(てっきり子供達は生き返ったと思ったのですが実は母親もある意味では人間界から消えて子供たちの
世界へ逝ってしまった=死んでしまったのかも)


 


凄く不思議な話しでした、実際には無いだろうがホラーとは一寸違う
怖さかな?