☆1289
原題< >
邦題「峠 」2020松竹
冒頭カラスのシーンは重要な意味
ラストも同じシーン
慶応三年長岡藩
官軍西軍勤皇派と徳川幕府側の戊辰戦争を
長岡藩家老 継乃助と その妻おすがを中心に描く
冒頭ではないが30分時点で
<最後の幸福>シーンが出てくる
歴史から長岡藩が敗北する事は分ってるから
そこまでをどう描くか
結果論だから長岡藩の選択はその後の地獄の入り口になる
(佐幕派・徳川幕府側についた藩・住民達は
明治以降も戦乱後の復興の支援などされず
地獄を見たのに対し、薩摩長州土佐藩などの
新政府側は不正と不公平人事などやりたい放題)
しかし長岡藩は<米100俵>のエピソードが有るとおり
<今現在の自分達の楽より将来の為に自分達が苦労し
将来の発展を選ぶ賢さがあった>
長岡藩(家老の継乃助)が取ったこの時の判断は後々は
批判される事も多い果たして100%正しかったといえば疑問だが
微妙に史実とは違う部分もあるが映画上の演出許容範囲内
(ただ解釈上や焦点の当て方としてどう描くかを期待してるので
あって、有りもしないエピソードの挿入等をノンフィクションに
期待していないと思う)