二十七「オーケストラ」





二十七「オーケストラ」2009年のフランス作品 
メラニーロラン ☆☆☆☆☆


ロシアのボリショイ交響楽団で清掃員をしてる元指揮者がフランスのホールからの出演依頼のFAXを偶然見て解雇された仲間と共にパリの一流劇場で演奏をするまでの様子とラストではチャイコフスキーの名曲と共に (多分)その後の追加公演も決まり、世界各地で絶賛されコンサートツアーを続ける様子と共に描いていた.

海外の女優が泣くシーンで感心するのが涙は当たり前だが鼻水も流してなくんだな~、確かに涙が出る時は鼻水も出る、これが日本人だと鼻はすすって鼻水は出さない、欧米では鼻水はそんなに汚いものとは思われて無いらしく文化の違いもあるんでしょうが。


でもあんな美人が涙も鼻水も垂らして泣いたら日本人の涙のシーンでは太刀打ちできず。


120分くらいのこの映画の見所は前半はロシアを徹底的に笑いものにして
「明日1日でパスポート60冊手に入るか?」「大丈夫」
ってそれって違法w


空港に向かう為に手配したバスが来ないので
「お前はそれでも優秀なエージェントか?」と噛み付くと
「俺は優秀だからバスが来ないのを予想して集合時間は早く設定した」と

言って徒歩で空港に向かったり、パスポートやビザを空港のカウンター近くで作成したり飛行機に乗って降りてきたら 

 (多分)ウォッカの飲み過ぎで酔っ払いまくったりと


笑いどころ満載なんですが後半から、
解雇された理由とかバイオリニストのメラニー
母親と父親の悲劇が明らかになってゆくと(本人は知らない)
だんだんとシリアスなストーリーになってゆく、
でもハッピーエンドで楽しかった。



落ちぶれた中年男の再生物語も