残酷シーンを隠さないのが海外

 

アフガニスタン戦争


前回のはNATO加盟国のPRT派遣に
おけるHRF(緊急展開部隊)大隊で
ミッションとしては戦闘は課されてないない為
積極攻勢は行わず応射とANAの支援射撃以外は
行ってないが、今回見たのはまた別のNATO加盟国の
ISAF(治安維持)しかも2009年で
地獄の入り口の時期でこの時も戦死負傷者が
多数いたが2010年のピークに比べるとまだ
少ないのだから・・・・・

アメリカがNATOや国連の参加を希望したのは
自国の軍事負担を軽くする事も目的だが
真意は<アメリカ一国のリベンジアクション>ではなく
国際合意としてアフガニスタンタリバン
殲滅してるという<イメージ作戦>の部分もある。

日本は需要と供給が一致せず結局は派遣せず
インド洋での給油でお茶を濁すほどもない程度に
フロに一滴ほどお茶をこぼす程度でしかやってないが
他国から恨まれようとアフガンにもイラクにも正義がない
戦争でアメリカが勝手に始めた戦争。
(せいぜい湾岸戦争が唯一その正当性がある)

今回見たのは別のNATO加盟国で
戦闘ミッションだから逆に言えばパトロール
戦闘シーンが多い(機械化部隊の装甲車とその
騎兵達、最大の兵員規模で大隊レベルで他国が連隊~
旅団レベルの派遣人数だったのと比較すると小規模
だったにも関わらず担当地域が悪かったのか
戦死者数が旅団規模の国と変わらないのだから
死亡率が極端に高い)

中隊か小隊に密着していて基地から装甲車で出て
ある程度の距離になったら徒歩でパトロール
繰返すが、至る所にIEDが仕掛けられ
(もちろん何もないところもあるが)
車両移動中にジープ程度がIEDにやられ
被害が大きかった側の兵士は両足切断
自衛隊のみで派遣していたら間違いなく戦死)

徒歩パトロール中に更に2回IEDにやられ2名とも
足を切断(IEDと対人地雷は基本的に足を吹きとばし
殺害は目的としない場合と、幾つも小型IEDを
並べて多数の兵士を負傷させる事が多く、対戦車地雷
みたいに車両を破壊する場合はこの当時はまだ
耐地雷装甲車が何処の国も普及しておらず戦死しかねない、
対人IEDでも負傷箇所や医療搬送次第では戦死する)
待ち伏せされた銃撃戦でも1人戦死してそのチームでは
最終的に1名戦死・重傷3名・軽傷1名(72時間以内に
戦線復帰が軽傷の定義だが多分72時間以内には
復帰出来ない利き手の手の平を大怪我してるので分類上は
重傷だが切断や臓器損傷など回復困難な状態ではなかった)


タリバンが憎たらしく基地と直線距離で200m程度しか
離れてない所にIEDを設置していたり、基地を出て直に
IEDを探知し処理しようとした時に別のIEDを踏んで
イギリス兵が戦死してる(1名しか戦死してないのだが、
混乱して無線報告では2名戦死したとかこう言う事も
当り前、軽傷や重傷の数なども常に正確とは限らない)
NATOは共同作戦を取るのでここはイギリス軍と
その別の国が合同で基地を設置していた。
(常時合同作戦とは限らず単独であったり、合同であったり
その辺の違いまでは説明せず)

イギリス軍のMEDEVACヘリはCH47チヌークで
航続距離や医療器材の積載量で大きい方が便利だが
フライトコストも大きいのに・・・・・・・

帰国後の様子も一部流したが別の部隊では
女性兵士が両足切断をしていた、その国では
女性の戦死者が出たかは不明だがアメリカ軍だけで
アフガンイラクで150名の戦死者が出ており
カナダ・イギリス・・数え上げたらキリがない
単純計算で<戦死者>×<女性兵士の構成割合>で
50人以上の戦死者がいれば何処の国もいる計算だが
実際には10人程度しか全体の戦死者がいなくても
発生してる。

 


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casualty evacuation (CASEVAC)単なる負傷者搬送


最近 MDEDICAL EVACUATION
(MEDEVAC:メディバック医療搬送)が
定着してきたけど勘違いしてる
メディックか医師が治療をしながら搬送するのが
メディバックで単なる輸送搬送はCASEVAC(ケースでなく
キャセバック)、負傷兵をヘリや救急車へ運び込むのは
クルーエバキュエーション、ソルジャーエバキュエーションで
MEDEVACではない。


この前アフガンのメディバックで書き忘れていたが
病院に運び込まれてる兵士は殆どがIEDによる
外傷だが、銃撃による負傷(GSW)も当然あり
中には頭部に銃弾が残っていたり、貫通しても
生存が可能になっている(もちろん頭部の端を
貫いたとか運が良ければ)

 

 

今回も乱文乱筆になったが
このアフガンシリーズは恐ろしかった
アメリカ軍は報道規制を建前上は行わないが
実際には遺族の承諾と連絡なしに戦死者名の
公表禁止や血が流れる映像もダメだとか規制はある、
それに対してこれは負傷兵が負傷した時に顔は隠すが
負傷してる状態やその爆発シーンも隠さない。
アメリカ軍も常時録画してるので映像はあるが
放送禁止)