映画Review 異動辞令は音楽隊 邦画の限界

 

邦題「異動辞令は音楽隊」2022年 GAGA&破壊委員会方式


成瀬警部補 コンプライアンスという文字はない
本部長
坂本:後輩 
篠田課長
法子 一人娘 祖母の世話はするが父親は無視
父親は父親でホームカミングの約束は忘れる
行かない 最低最悪の父親 当然嫌われる
沢田 音楽隊の指揮者
春子 トランペット奏者 

単なる偶然アメリカ映画WHIPLASH<セッション>と
同じくして見たが<邦画><ハリウッド>のレベルの差が
証明されていたと

コメディータッチとしてもそのストーリー展開や
演奏力(俳優達がやってないとしても)
セットなどの手の込み方費用のかけ方
リアリティーや俳優達の表情(演技力)はそのまま
海外での販売実績等々の差になってる


主役が<落ちぶれ没落>した男性でその
再起の物語かと思ったが<何時まで経っても過去を忘れられず>
<現実を見つめられず><自己認識できず>
序に<介護爆弾>を抱え・・・・・

つまり彼を日本社会そのものと捉えると絶望的になる
<経済力も落ちて><過去の事ばかりこだわり>
<おまけに少子高齢化
時間も経済的にも負担が増えるばかり>

最悪なのが<それを自覚してない>
頭を切り替え<自分はもう過去の自分とは違い新しい場所で
新しい事をやる必要がある>のにプライドが邪魔してできないし
覚悟したつもりでも結局はまた刑事時代(過去の栄光)に
戻ってしまう

そして1番唖然としそうになったのはロケ地の
豊橋市駅前の廃れかた・・・・・・
一応人口37万程度で中核市豊橋市がこのレベルなんだから
それ以下なら推して知るべしとなる
確か3回ほど宿泊出張や日帰りでも何度も行ったが
暫く行かないうちにここまで寂れてるとは思わなかった
(アソシアホテル朝食のデニッシュパンが
二日酔い睡眠不足でも美味しいから泊まってた)

映画上では頭をぶん殴れば都合よく気絶するけど
何かの拍子に頭を強く打つアクシデントを経験したなら
分るが<この強さなら気絶する><しない><死亡>という
区別なんか出来ず実際には不可能

腕時計の伏線
娘が麦茶を祖母には注いで父には注がないなど
初めは面白いと勘違いした


「刑事は外出て足で稼ぐんだよ」
「昔の刑事はな・・・」古臭い価値観

怪しいと睨んでた西田と言うキンピラじゃなかった
チンピラの家に押入り聞き込み
(この苦情と坂本のパワハラ密告で音楽隊への栄転)

事件解決の謎解きなどサスペンス要素はゼロ
一応逮捕はするが

認知症の母親

音楽隊に入らせる理由「7~12歳まで和太鼓叩いてた
町内会の練習には積極的に参加していた」警察の身上書に
幼少期でのお遊戯会の役名は書かないほうが良さそう
皆さんも気をつけて

成瀬は殆ど人格障害レベルで人付き合いが出来ない

ラフィンノーズ
ラジカセなんていったい時代設定は

仕事帰りに駅前で娘と男子2人が歩いてるのを
見かけそれだけで<血圧上昇>

成瀬<バンドレビュー>イベント日は大失敗
しかも愛知県知事に派手にスプラッシュを浴びせ
激怒させ<廃止>までチラつかせられる

挙句の果てにバンド内で互いの所属の文句の言い合い

ハツさん ファン 後に被害者


昔はな昔はな
「いらないですさっきからそんなやつ」

自己暗示してるのは自分
説教 


一応成瀬は多少なりとも心を入替え
練習に心を入れたりする
レンタルスタジオでソロ練習をしてると
展開上都合よく娘達も練習していてセッションし
直に相互理解仲直り

野球場でのマーチング練習がクレームがあるので
ポーズだけ(ただし音楽演奏より動きを優先する場合、
新曲や動きとかその場合はどんなバンドでもこれはやる)
この時に成瀬が<もっと訓練しよう>と
1番チームワークがない人がチームワークの大切さを説いてるのは
説得力の無い事この上なしで岸田首相並に発言に発言に重みも
面白みも感動もない、多分成瀬が車座にしなかったのも問題と思う

警察内での表彰式 令和四年九月九日でBGM演奏
これが終わった後に県警本部長が音楽隊廃止を
仄めかす(正式決定ではない)
この本部長役の俳優は良い演技、嫌われ役は嫌われる事によって輝く

自宅で成瀬が寛いでいると村田ハツさんが強殺事件
被害者とのTVニュースが流れ、成瀬が現場に駆けつけ
また嫌われる

しかし後輩の坂本が西田に家に乗り込みミュージックフェスタの
チラシでヒントと着想を得てそこにリーダーが来ると分り
警察が音楽隊も交え珍しく一致協力する
多数の公衆の面前で接触するという犯罪者としては
有得ないほどの無能だから警官達に囲まれるが
何故か格闘の訓練を受けてる警察官を何人も突き飛ばしたり
殴り倒したりして逃げるが流石にエンドになってるし捕まる
(警察映画としての推理など全く入ってなかった)

演奏会の前に坂本が成瀬のパワハラを密告し売った事を
告白する、成瀬も多少心が入替わっていてそれを
間違ってなかったと肯定する

音楽隊最後の演奏会になるはずだったが知事がこの犯人逮捕時の
映像を見て県警本部長に音楽隊を絶賛したから
<上に弱く虚弱体質下には強い>本部長は直に自分の意見を
引っ込める程度の思考力はあるので音楽隊廃止など直に
記憶喪失する

邦画の低レベル作品がなぜ低レベルか分った
舞台設定背景の小道具とかがあまりにも低予算すぎ
室内屋内にリアリティーがない

阿部寛以外に見応えがなかった映画